能ケ谷の家
南斜面の丘の上に建つ住宅である。アレルギーをもった子供がいることから、健康住宅を目指した。日射については、南面全面に奥行のあるバルコニーをとり、屋根は低めの深い庇をとり、西面には開口部を設けず日除けの壁を増設して対応した。また斜面下から吹き上げてくる風を見越して、片流れの屋根を南に向け北面にハイサイドライトを設けることで、風の道を確保した。断熱については外壁通気工法や断熱サッシを採用した。仕上げの素材についても、木を中心として白色珪藻土、月桃紙、自然塗料など出来る限りの配慮をした。
サイト内の写真は、主に清水譲さんのご協力で使用させていただいています。