四季を感じる家
武蔵野の面影が残る住宅地で、敷地の半分近くを庭として残して計画した住宅である。庭を景観として楽しむだけでなく、四季折々に咲く花の香りを感じ、木々や土の息吹を直に楽しめる様に、トップライトを持つ吹抜空間である光庭を中央に設け、これを中心に全体を構成した。光庭は、床はデッキ材で階段のある空間であるが、1階では庭に張り出したデッキ部分と繋がり、家族室とはガラス引き込み戸で仕切られ、各個室とは木製の開口部を介して繋がっているので、全ての室に自然光や風が行き渡るようになっている。
高齢者が同居しているので、バリアフリー対応は勿論であるが、飼い犬のための対応も施してある。