東京衛生学園専門学校
東京の大森にある東洋医療(鍼灸)・看護・リハビリテーション学科をもつ医療系の専門学校である。昭和60年にⅠ期(SRC造/7階建)・平成4年にⅡ期(RC造/4階建)・平成12年にⅢ期(RC造/5階建)の建物が竣工しているが、これらが全て渡り廊下等で繋がれているので複雑な建物となっている。外観としては、それぞれの棟が自己主張しながら全体としては統一感のある建物となるよう配慮してある。学校のポリシーから建物も健全である必要があったので、内外共仕上げ材は自然素材を多用している。カリキュラムの変更や学科人員の増減、臨床施設(実習として外来患者を診察する施設)や診療所の新設などによって、室の用途が変更されたり間仕切りを動かすことが多く、内部空間の変更が日常茶飯事である。同時に外壁改修や設備機器の更新などメンテナンスに関したことも多く、その全てに携わってきた。